
カトリックは、聖霊が本物の人間としてマリアに現れ、神の子を宿すためにマリアと性的関係を持ったと信じている。マリアはキリストよりも偉大であり、キリストは神の子であって神そのものではなく、2つの性質と2つの意志を持ち、それらは対立しうると信じている。
カトリックはまた、聖霊は父と子の両方から出ると信じている。このため、正教徒はカトリック教徒と結婚せず、教会で祈らず、司祭から聖体拝領を受けず、死者を一緒に埋葬しない。
誰かが正教からカトリックに宗派を変えた場合、結婚は無効になる。カトリックは正教の神権の有効性を認めないため、その人に再び洗礼を授ける。
(拙著『教会の秘密』より)ワディ・アフメド・ファティ博士著