黙示録における矛盾：批判的見解

正教会の元助祭で、アッラーに導かれてイスラームに入信し、ムスリムとして亡くなったワディ・アーメッド博士によって書かれた。アッラーが彼に豊かな慈悲をお与えくださいますように。

ヨハネの黙示録における十の七：批判的見解

ヨハネの黙示録』には、「7」という数字が頻繁に登場する。いくつか例を挙げよう：

• 神の御座の前の七つの霊。
  
• 7つの教会を表す7つの黄金のランプスタンド。
  
• 教会の7人の天使を表す7つの星を持つ人の子。
• 神の子は7つの神の霊を持っている。
  
• 神の御座の前に燃える七つのランプ、それは神の七つの霊である。
• 神の御座の右にある巻物の上の七つの封印。
  
• 七つの角と七つの目を持つ小羊、これは全地に送り出された神の七つの霊であり、七つの封印を開く。
  
• 第七の封印が解かれると、七人の天使が現れ、それぞれ七つのラッパを持たされて、地上の住民に七つの災いをもたらす。
  
• 彼らはまた、神の怒りで満たされた7つの金の鉢を持っており、それを地上の住民に注ぐ。
  
• 大淫婦（バビロン）は、7つの山と7人の王を表す7つの頭を持つ獣に座っている。

この7つを見直すと、継続的な歪曲の結果、矛盾した形で絡み合っていることがわかる。これらの矛盾のため、西暦325年のニカイア信条公会議では、神の霊感を受けた聖典と認めることを拒否した。